ボード・駒の並べ方

バックギャモンボードは、色や素材もいろいろあって、木やフェルト、高いものには本革ってのもあります。大きさも色々ありますが、大きいもの(L ボード)の方がゲームをしていて気持ちいいです。購入したいときは、ほとんどネットです。日本ではバックギャモン協会のショップ京すごろくさんがお薦めです。色々な種類を取り扱っているので、好きなものを選べます。

 

さて、使い方ですが、相手と向かい合わせに座りますので、その間にボードを広げればOKです。三角のところがマスになっていて、駒を置く場所になります。駒はお互い15枚ずつで色違いです。増えたり減ったりはありません。

 

はじめに、駒の色と進行方向を決めます。駒の色も2種類でしたが、進行方向も2種類あります。(自分の色は緑色で表示しています。)

 

 

左側がスタート、ゴールになる場合と、右側がスタート、ゴールになる場合があります。コンピュータ上でする場合には、設定の都合でいつも同じ方向の場合が多いですが、どちら周りでも出来る方がいいですね。

 

通常は、お互いダイスを1個ずつ振って、大きな目が出た方が、駒の色と進行方向を決めます。同じ目なら振り直しです。上級者は相手に決める権利を譲ってあげても良いですね。気持ちよくゲームを始めることが出来ます^^。

 

駒の色と進行方向が決まれば、次に駒を初期配置に並べます。初期配置はこんな感じです。

番号や印もないので、初心者のうちは相手のまねして置いていけば安心です。向かい合わせに置きましょう。

 

上級者にどちら回りでも良いですよと言われたらどうしましょう。

困りましたね。そんなときは、始めにゴールのところを決めるのをお薦めします。駒の何個かを図のようにゴールに合わせて置きます。これで、相手もどちら回りであるかがわかるはずです。あとは、相手がさくさくと並べたあとから、まねすればOKですね。

一応、自分でも並べられるように、説明しておきましょう。一番始めに置いたゴールに近いところは5個の駒です。大体ボードの三角が隠れるらいですね。

 

 

次に置くところは、スタート地点です。

ゴールとスタートは同じ側でしたね。ゴールが右側なら、スタートも右側。ゴールが左側なら、スタートも左側です。スタートのところは駒が2個です。これらの駒はバックマンとも呼ばれます。いわゆる最後の砦ってやつですね。ここを越されてしまうと相手はゴール間近です。

 

次は中間地点です。相手に近い側の中間地点(ボードの端です)に置きましょう。ここには5個です。

ここは、中間地点なのでミッドポイントとも呼ばれます。後ろから来た駒は、ここを拠点に前進します。重要なポイントです。

 

残りは3個ですね。ちょっとわかりにくいですが、ここに置きます。

名前は無いんでしょうか?あえて言うなら8ポイントです。バックギャモンでは、ゴールに近いところから1ポイント、2ポイント、、、と名前を付けています。だから、一番始めに置いた5個の駒があるところは6ポイントになります。そこで、最後は6ポイントから一つとばして、8ポイントに置きます。

 

お互い駒を並べ終わったら、ゲームを始める準備が出来ました。“よろしくお願いします”と挨拶をしてゲームを始めましょう。


ダイスとカップについて

通常、使用するダイスはプレシジョンダイスと呼ばれる精密な加工で作られたものです。1つ¥1,000位と高いのですが、酔って無くさない限り使えます。2個セットで買いましょう。様々な色やマーク、数字入りの物もあり、好みのダイスを選べます。マイダイスってやつですね。普通は14mmサイズになります。各地で行われる例会や大会では、プレシジョンダイスを使用しなくてはならないことがほとんどです。

ダイスを振るときには、ダイスカップを使います。カップにダイスを入れて、軽く振ってダイスをかき混ぜてから、ボードに転がします。自分なりの気持ちよく振れる方法を見つけましょう。普通はカップを片手で持ち、人差指と中指で蓋をした状態で、3回以上縦に振ります(シェイク)。人差指と中指はずらしてカップの横に持ち替えたあとにダイスを転がすように振り出します。